もじゃもじゃな人の雑記

当方は高専生でしたが今は腐れ大学生.今後は日記および備忘録として動きます.

備忘録とか 18/10/13

サイドバー欲しかった(自分でアーカイブ辿る用)のでデザイン変えちゃいました.なんか可愛くて似合わないけど許してください.

ところで今日は軽めです.

今日のアブスト

今回はみんな大好きSNS関連の話ですよ.というか下の投稿のときに紹介した人の別論文.

drumscos0120.hatenablog.com

論文URLはこれ

タイトル和訳は「線形な自己励起的点過程におけるバースト遷移」ですかね.

ここで点過程が表しているのは,時系列上に配置されたそれぞれのイベントのことで,TwitterでいうとTLに流れているツイートそれぞれが点過程になります.

自己励起的点過程は,ある点過程がその後に発生する同種の点過程を起こりやすくするみたいな感じです.

またTwitterで例えると,誰かがとあるタグを使用すると,フォロワーがそれを真似して使うようになりそのタグの出現頻度が増えていく,ような現象だと思います.

つまり一つ一つの点過程が独立ではなく,作用し合っているということです.

そしてバーストはいわゆる「バズり」のことですね.

要は,SNSによく見られる自己励起点過程を解析してバズりについて調査した論文なんだと思います.

バズりの解析ですよ?面白そうじゃないですか?


では以下にアブスト

Self-exciting point processes describe the manner in which every event facilitates the occurrence of succeeding events, as in the case of epidemics or human activity. By increasing excitability, the event occurrences start to exhibit bursts even in the absence of external stimuli.

自励的な点過程は,流行や人の活動におけるように,それぞれのイベントがそれに続いて起こるイベントを促進する方法を記述する. 励起しやすさの増加によって,イベントの発生は外部からの刺激がなくともバーストを示し始める.

最初の文はさっき書いたことらへんですね.

実を言うと,2文目の外部からの刺激が何を指すのかがまだあまり分かっていないです.

We revealed that the transition is uniquely determined by the average number of events added by a single event, 1 − 1/\sqrt{2} \approx 0.2929, independently of the temporal excitation profile. We further extended the theory to multidimensional processes, to be able to incite or inhibit bursting in networks of agents by altering their connections.

私たちはその遷移が,時間的な励起の様子とは無関係に,単一のイベントによって加えられたイベントの平均回数,1-1\sqrt{2}\approx 0.2929,によって一意に決められることを示した. さらには,エージェントの接続が変化するようなネットワークににおいてバーストを誘発したり抑制したりすることを可能にするため,多次元プロセスへの理論も拡張した.

うーん難しい.イベントがバーストする(例えばタグがバズってトレンドになる)にはある臨界点を越えないといけないらしくて,それは数値化されているらしいと.

それでさらにこの理論をネットワークに応用させることもできると.

これは前にネットワーク科学のセミナーに行って聞いた話なんですが,ネットワークへの応用の理論を使うと,グループチャットを盛り上げる(つまりバースト)にはAさんとBさんがもっと話さなくてはならない!みたいなことまで求められるようですね.


題材にしてるのがSNSだし,バズりの予測的なことも入ってるしで面白そうだとなって読んでるんですが,数学にお手上げしています.

もう変数の意味だけに絞ろうそうしよう…



備忘録その1 - Hawkes過程の件

Hawkes過程というのは上で言ってる自己励起的な点過程を扱うモデルです.上の論文でがっつり使ってます.

それで読み進めてたときに,そのHawkes過程について理解が足りないなと思いまして.

だから勉強しようと思って,誰か優しい人がレビュー書いてくれてるのではないかと期待して探したらこの辺が良さそうな気がしたので絶賛読んでます.

ちゃんと理解して自分の中で整理がついたら記事にしたいと思ってます.

そもそもHawkes過程の日本語解説はないみたいなのでひょっとすると需要があるかもしれない?ですし.



備忘録その2 - マルチゲームの件

前に読んだ(以下のエントリで紹介した)論文で取り上げられていた,"multi-game"についてもう少し知りたいと思い,リファレンスをたどっていました.

drumscos0120.hatenablog.com

とりあえず2つ発見しました.文書も確保.

  • Different perceptions of social dilemmas: Evolutionary multigames in structured populations
  • Evolutionary mixed games in structured populations: cooperation and the benefits of heterogeneity

のちに読む.忘れるなよ未来の自分.




これ書くのに時間使いすぎて悲しくなってます.

考え整理したり,適当に書いたアブスト和訳の見直しする動機付けには役立ってると思うので,多分このまま行きますが…

ではでは.