もじゃもじゃな人の雑記

当方は高専生でしたが今は腐れ大学生.今後は日記および備忘録として動きます.

雑記 19/10/27

「映像研には手を出すな!」という漫画が面白くてついつい既刊を揃えてしまった。

女子高生たちがアニメーションを作る話だ。キャラとして華のJKたちを用いながらも、彼女らが見せるのは泥臭い創作活動だ。そのギャップがいい。

ものを作るときは必死にならざるを得ないと思う。自分のやりたいこと、消費する相手のこと、創作物の行く末、考えることがらは無限にある。様々なものと戦いながら作品を作り終えなくてはならない。

そのことが非常に大変だということは、これまで行った軽い創作体験である程度分かっていたつもりだったけれど、最近大学の研究室で論文を書く段になって身につまされた。自分の世界を創ったら、その責任は自分で負わなくてはならないのである。それは時に重く苦しい。(もちろん、学術的な論文では科学的な整合性を伴った自分の世界を作らなくてはならない)

映像研には非常に助けられた。特に作中で主役をつとめる浅草氏は、たまに責任に押し潰されそうになりながらも、ちゃんと自分の道に帰ってくる。

「やりたいことはいつでもやるべきだったんだ!」

と浅草氏は言う。作品に対する責任を、きちんと果たすという勇気を持ったからこの言葉が出たんだと思う。この言葉は、私にも勇気をもたらしてくれた。

一番好きなシーン、セリフは2巻の水崎氏というキャラのものだ。ここでは書かないが、是非読んで探してほしい。「ものを作りたい!」と思ったその瞬間の気持ちを、きっと思い出すことができるだろう。

まあなんだ、アニメも年明けに始まるらしいしみんな見て。私は見たいがテレビがない(泣)